『キモ』について byかんとく

先般の練習を見ていて気づいたこと。

確かに雰囲気はよいし、目標のためにみんなでやろうという気概は感じる。

しかしながら思うのが、2点。

まずは個々の選手が具体的にどこが弱いかの分析。

ボクシングの場合は自分の強みを活かせば、相手を打ち倒すことはできる。

が翻って相手の強みにはまってしまえば、自分が打ち倒されることも当然だ。

たとえば、辻丸にサイドへの移動、丹羽はボディ打ちができない、

田鍋はパリーィはできてもガードができない。

別にこれらの事ができてなくても、必ずしも負けに結びつくとは限らない。

が自分のうちの攻撃パターンが少なければ攻めあぐねても、

攻撃パターンに広がりがあれば、そのうちの一つで打ち崩す方法を

試合中に「見つける可能性が広がる」し、「見つけたら相手を捉える確率も上がる」、

ひいては今まで持っていなかった得意パターンを獲得することにもつながる。

せっかく全体ミーティングをしているのだから、そのあたりまで突っ込んで話し、

各自のその宿題(別に家に帰らなくても、部室で合同練習以外の時間で)を

していくとよいと思うのだが。

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もう一つは、具体的なターゲットの設定をしているかどうかである。

優秀なトレーナーが2名いるので、すでにすべての試合相手を

看破している可能性もあるが、選手全体で考えておいたほうがよかろう。

リーグ戦の相手は別に仙人でもないし、雲をつかむような相手でもない。

相手は当然ながら生身の人間である。

関関戦、リーグ戦で誰とあたる可能性があるのか、

上下の1階級でウエイト変えてくる可能性がある選手には対応するか、

といったことを考えているだろうか?

それと同時に4回生ならば、自分自身のそれだけでは不十分だと思う。

新入生で当たる可能性の相手にどういう動きをすべきかといった事。

各自やったらええやん、というのも考えの一つ。

だが、同じチームにやってきた新人に対して、最初のスタートがうまくいくように、

試合を作り方を教えていくのも上級生の仕事である。

その為には抽象的な相手ではなく、具体的な相手のほうがより真摯に取り組める、

というか真摯に取り組まざるを得なくなるはずだろう。

個々の選手をイメージで捉えるのではなく、

パターン、癖などを完璧に分析したら、面白いと思うが、

優秀なトレーナーはたぶん就職活動そっちのけでやってはるでしょう。

人事部の皆さん、そこ聞いてやってください。

大学生の皆さん、ここ就活の面接でのキモですよ(にやり)。

by かんとく

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