昨日、夜勤だったので昼間に部室に赴く。
H先生も業務の隙間を見つけて足を運んでくださった。
で、先生の動きを見ていてふと気づく。
宮本がなぜブロックが下手か思い至る。
なるほどね、である。
ガードがあるのにパンチの圧力を抑えきれないのがなぜか
今まで理解に苦しんでいるときであったので、天啓である。
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ブロッキングで押さえ込めてない奴の典型的なスタイルとして
1、相手のパンチを押さえ込むためとはいえ、
必要以上に前傾姿勢がゆえガードが倒れがちとなる。
結果として本来なら自身の上半身の重みを活用することで
ブロックできるパンチでも、重みを十分に活かすことができず、飛ばされる。
またガード自体の位置が下に下がりがちなのでフックなどを処理しきれない。
橋場とか谷とかがよくなっている。
2、ガードの位置は悪くないが、重心が後ろに下がりすぎる場合。
これは相手のパンチを捌いているうちに、いつの間にやら重心が
後ろの足に乗りがちになる場合。
飛ばされていては体幹の力で押さえ込むことができず、
ブロックにはならず、ただガードがあるという状態となりがち。
これはうちの部の場合、みんなによくある。
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3、上記2つも、含まれる問題だが、結局のところ重心が
最初の構えの段階ではスタンス内に収まってはいても、
打ちこんだり、かわしたりしたときに、スタンスの外へ大きく外れる場合。
ダッキングにせよ、ブロッキングにせよ、一時的にでもスタンス外へ
重心が逃げていてはダメである。これは絶対的に意識すべき。
またできるかぎり、膝の外への重心が移動することも極力避けるべきだろう。
まあ右ストレートを打ち込んだり、足を使いながら頭を振ればそんなことも
間々あることであるが、結局それが癖になったら重心、つまりバランスが崩れる。
H先生の動きを見ていて、やっぱりそれが一番大事だと再認識いたしました。
宮本にガードが倒れず、飛ばされにくい上半身の形を伝えたので、
インファイトが下手な奴ほど確認したほうがよろしかろう。
by かんとく