『2011龍谷大戦総括』について byかんと く

祭りの後。

今年もリーグ戦が終わってしまった。

リーグの日には、やんごとのない方々の一週間を放送する番組で目覚め、

試合を見て、試合後には32才にもなってボクシング技術の云々だの、

試合運びだの、応援がどうのこうのなど文句を言っているのである。

よくよく自分のことを振り返ってみるに、本日読んでいた

『喜婚男と非婚男』(ツノダ姉妹著、新潮社)での“非婚男”に当てはまる。

まあ、いわゆるオタクである(にやり)。

・・・・・

さて、リーグ戦最終試合の総括。

立命館というチームがすごくよかった。

セレクションばかり、経験者ばかりの大商大相手に勝った。

経験者は少なくとも、何としてもここで勝つという心意気を見られた。

大学から始めた選手でも、しっかり練習してきている姿勢が見えた。

相手が打ってきた後、打たれっぱなしで終わらない、必ず打ち返す。

実力のある尾形君や、強者・中谷君と戦った藤井君をはじめ、

みんなよくそれが出来ていた。

また、今までリーグ戦で苦杯をなめていた山下君もがんばっていた。

ただ頑張るというのではなく、相手と自分のスタイルの差を理解し

そこで有用に戦う手段を得ていたから勝利を得られたと思う。

自分のプライドをかけて、試合をやっているという選手ばかりだった。

・・・・・

ひるがえってうちが悪かったかといえば、すごくよかったと思う。

「負けたけれども、非常にファイトあるよい試合だった」と年嵩のOBが

語るのは実に久々のことだと思う。

それくらいよい試合だったということだ。

ただ、やっぱり龍谷さん相手に勝てないのは、やはり心のどこかに

甘さ、或いは相手やボクシングを舐めている姿勢があるのだと思う。

「もしかしたらこういうことが起こるかもしれない」と思うことは誰でもある。

が、そういうことはやはり、“起こる可能性を感じ取っている”状態に

チームがあるから起こるのである。

ボクシングをしていく上で、危ないと思う攻撃にはディフェンスを磨くべきである。

チャンスだと思う場面のために攻撃力とスタミナをつけるわけである。

もしかしたら、というその場面に備えて準備するから、危険は避けられ

チャンスは自分に味方してくれるのである。

選手には同じ意識を、ボクシングの試合と練習以外の場面にも広げてホシイ。

一人が気がつけなかった状況でも、その意識のある人間が集まれば

未然に防げるミスはかなり多いはずである。

と、おじさん思います。

by かんとく

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